ペーパードライバーレベル1 ・・・AT車の特権、クリーピング現象を上手に活用しよう!
歩行者や自転車が多い道や狭くて、非常に危険な道を最徐行で走行する時には、クリーピング現象を上手に活用しましょう。
クリーピング現象とは、AT車で、ATレバーを「P」や「N」以外に選択した時に、車がゆっくりと動く現象です。
みなさんが教習所時代に学んだように、
停止距離は、空走距離 + 制動距離。
空走距離とは、ブレーキをかけようとした時から実際にブレーキがかかるまでの間にクルマの進む距離。
制動距離とは、ブレーキが利き始めて、停止するまでの距離のことです。
この空走距離を生じさせる空走時間は、
人間の反応判断時間、ペダルの踏み換え時間などのことで、
どうしても生じてしまうものであり、通常は0.6秒?0.8秒くらいです。
この間の空走距離は50km/hでは10m、5km/hでは1mになります。
クリーピング現象での最徐行走行に、足をブレーキペダルの上に置いておけば、何かあったときにすぐにブレーキを踏んで対処することができます。
また、クリーピング現象は、駐車する際にも、非常に有効です。
ブレーキペダル上だけの操作で、アクセルペダルと踏み変える必要がありませんので、微妙な速度調整が可能です。しかもハンドル操作に集中できます。