交通量の少ない、まっすぐの道であれば、
ペーパードライバーさんでも、大概の方は走れてしまいます。
それでも、ふらつかないで走行するためには、
ちょっとした注意が必要です。
その注意点とは、視線を進行方向の遠くに置くこと。
上の写真の手前の枠ぐらいの近くを見てしまうと、
車がふらつき安定した走行ができません。
もしこの道路を40km/hぐらいで走行するなら、
奥の枠ぐらいに視線を置く必要があります。
ペーパードライバーさんの中には、教習所時代の事を思い出して、
ボンネット中央部のエンブレムの延長を、車線左の白線を合わせたり、
サイドミラーで、車線両サイドの白線との間隔を確認したりして、
車線内の自車の位置を修正しようとする方がいらっしゃいます。
が、そういった方法で自車の位置確認に有効なのは、
停止状態、または教習所の構内走行のような超低速走行時のみです。
通常走行の際に、そのような確認をしていたら、ふらふら走行になりますし、
前方不注意状態となり大変危険です。
もし可能であれば、運転できる人を助手席に乗車してもらい、
サイドミラーや近くの白線に視線を置かず、しっかりと前方を見て運転し、
「今、車線の真ん中にいるよ」とか「左に寄ってる!」
とかアドバイスを受けるのが一番です。
お一人で練習しなければならない方も、
比較的広い直線道路でしたら、多少左右に寄ってもいいですから、
前方の車線の見え方で、自車の位置を把握するように努めましょう。
その際、交差点等で停車した時に、
ミラー等で自車の位置確認してみるといいでしょう。
自転車に乗る方は、自転車で狭いところを通るときも、
前輪の直前を見て走ったりしまいませんよね。
もっと前方を見て乗っているはずです。自動車も同じ感覚で運転します。